miyaniyanのブログ

ここでは日常生活の雑感を。 

レガシーな開発

レガシーシステムっていうと、さて、皆どう思う。
やっぱり汎用機のシステムだろうか。安定しているけど、最新技術への追随がやや遅いのと、改修にかかる費用が結構かかる、って感じか。

もうひとつのオープンレガシーってのもあって、クラサバ時代の画面−データの密結合的システムだと、もう手がつけられない。スケーラブルではないし、バージョンアップもできないので、再構築の手段を取るしかない。


さて、レガシー開発とは、
私の定義では、完全に汎用機時代の開発の考え方に立脚してそこから脱することができていない開発。
ま、世間では、ウォーターフォール型開発という人もいるけど。

安定していて、いいけど、時間もかかるし、費用もかかる。

じゃあ、アジャイルって何?
相手が汎用機+COBOLベースの開発に対して、アジャイルは、軽量言語?Javaとかオブジェクト指向言語を使うってこと?いやいや、それだけじゃなく、PC環境での開発が主体で、開発環境や結合テストぐらいまでのコストが断然低くなっている環境を前提とした開発のやり方だろうよ。
アジャイルを話すときに、ことさら重量開発のことを引き合いに出すけど、そんなこと必要ないさ。

要求の変化への対応とか、そんなこといってるけど、それじゃないでしょ。
単に開発環境や実行環境が違った来たからその特性を活かした開発をしているだけじゃないの?
要求の変化がアジャイルを生んだわけじゃないと思うけど。

アジャイルだから、R&Dに向いているとかいないとか、まったく不毛な議論だぜ。
当たり前じゃん。アジャイルが何できるっていうの。

アジャイル的に開発することを否定するわけではない。アジャイル的に開発することが必要ななシーンが増えているだけ。WF型でやるしかない場合もまだまだ歴然としてあるんだから。

選択肢が増えたし、アジャイルの中でもいろんなやり方があるし、要するに作るシステムの特性、要求のレベルにあわせて、開発手法を選択するようにすればいいだけだけど。

どうして、アジャイルを普及するべし、とか、いうんだろう。、
そうして、アジャイルは小規模だろう、使い道が少ないとかいうんだろう、

それがだめだって思うんだけどね。

要求開発って言葉もことさら強調することは無いと思うんだけどね。あれって、ビジネスに関与できないシステム屋の発想さ。あ、だから、か。いろんなことが紐解けてきた気がする。