miyaniyanのブログ

ここでは日常生活の雑感を。 

一太郎とMS-Word

今の両者の比較はできない。Wordしか使ってないし、それも必要に迫られないと使わないし。

で、急に思い出したのは、10年ぐらい前のこと。

一太郎がどの企業でも、家でも結構使われていて、一太郎Excelってペアがオフィス標準にさなっているような企業もあったりしていたころ。(自分も一太郎からWordに移った時期)
Wordを使ってみて感じたこと。

文書の作り方の思想がまったく違うんだなと。
それを理解しないと、あーここは一太郎ならできるのに、ワードは使いにくいとか、って個々の機能比較になる。でも、大概の機能は、慣れれば特に問題なく、どうしてもこの機能がほしいってのはそれほど多くない。
で、作るときの思想の話。
一太郎って、行レベルでの編集が基本で、一行一行文書を書きながら全体のことを意識していくイメージで、それまでの手書きの文書(特に、社内依頼文書とか連絡用文書とか)でやっていた思想に近い。特にペンで書こうとすると、間違わないように一つ一つ丁寧に。もちろん、文書編集ソフトなので、あとからでも変更しやすい点はそうだけど、考え方として、手書きイメージにあわせた思想で個々の機能が配置されている。
これに対して、ワード。
全体のレイアウトを決めて、形がだいたい決まったら、それに沿って、あとはただただ文章を書いていく。散文的なものではなく、論文とか技術報告とか。とにかく書き出したらあとは、アウトライン機能で、項レベルの入れ替えをしたり、いろいろ考えを試行しながら、文章が出来てくる。

微妙な言い回しまで気を使うレベルでは、一太郎で、全体の構成や主張、論点を重んじる上では、ワード。て感じだろうか。

ところで、Mac系のツールはやったことないけど、ちょっと気になるな。どうなっているんだろう?