miyaniyanのブログ

ここでは日常生活の雑感を。 

またまた工程の話

要件定義といわれる工程でやるべきことは実装の範囲を決めることが目的ではなく、設計から構築、テストまでの見積もりに関して
・できるだけ精度をあげること、
・不特定要素を定量化すること、
・その場合の施策案に対するリスク評価可能とすること、
という形で、取り組むってのはどうだろう。

そのためには、機能範囲や深さ、などを検討する必要があるし技術的実現の面倒さ加減とか、難しさとか、はっきりさせる必要がある。ただ要件を定義しろっていわれても、どこまでどう決めていいか、のさじ加減って難しい。
みな、どこまでやっていればいいんだろう?と思いながらも、ま要件としてはこれぐらいかな、やる範囲は大体わかっているし、で決着つけているように思う。
逆に、設計の細かいところが気になってそれに対する確認ばっかり。
そりゃ最初に確認しておいたほうが、あとから手戻りにならないから、いいようにも思うけど、全ての要件を決めきるのは難しいという前提に立てば、やり方、見方を変えるしかない。

どういうシステムなのかを把握するだけなら別にどうやろうがいいけど、
(いや、案外わかってないんだぜ、どういうシステムを作るのか、設定とか機能とかそういうところばっか気になって、なんでそれを必要とするか、どの程度必要なのかを相手が決めてくれるからあんまり考えないようになっている人多いさ)
システムを構築しリリースすることを目的として、本当にどのくらいの期間やコスト、品質が目指せそうなのか、それを知るために要件定義をやるってことにすれば、おのずと、要件として確認すべきことが見えるんだけどねえ。

このあたりの勘所、やれる人とそうでない人、いろいろだな。
システムを作ることだけが目的じゃないからね。仕事なんだから。